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アフリカ・バンバータ 2011年1月18日オンエアー

過去放送アーティストのプレイリストがずらり!!これからも増え続けます。
過去放送アーティスト一覧のページ
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●●●Welcome to Music Factory!まだまだ寒い日が続いていますが、皆さん調子はいかがでしょうか?2011年1月18日のオンエアーは通常放送でお届けしました。フォーカスを当てたのはアメリカのミュージシャン「アフリカ・バンバータ」。去年、クラフトワークにフォーカスを当てたときに、彼らの曲をサンプリングしたアフリカ・バンバータの「プラネット・ロック」をお届けしたんですが、そのときに目にしたヒップ・ホップのルーツというものにグッときたので、ミュージックファクトリーの2011年初めの旅は、ヒップホップへと舵を切ることにしましたー!

ヒップホップの始祖、アフリカ・バンバータさんです。
アフリカ・バンバータ

<2011年1月18日 プレイリスト>

(1) アフリカ・バンバータ - Afrika Bambaataa - Looking for a perfect beat
http://www.youtube.com/watch?v=r976pP0aY0M
アフリカバンバータは、DJクール・ハークやグランドマスターフラッシュらととにヒップホップをスタートした立役者といわれているミュージシャンです。音楽活動を始める前、彼はサウス・ブロンクス地区で、ギャング団のリーダーをしていたんですが、リーダーでありながら、抗争を繰り返す黒人社会をとても心配していました。そこで、暴力や争いをやめて、ラップやブレークダンスでお互いが競い合って高めあう、ヒップホップという文化を創ろうと提唱したのが、後のアフリカ・バンバータとなる、ケヴィン・ドノヴァンでした。エレクトロファンクのさきがけともなり、ハウスミュージックやデトロイトテクノ、そしてエレクトロミュージックにも影響を与え、アメリカの黒人文化においてなくてはならない重要人物となっています。

(2) ジェームス・ブラウン - James Brown - I got the feelin'
http://www.youtube.com/watch?v=WAJHHQO5czw
アフリカ・バンバータがリスペクトするミュージシャンといえば、ジェイムス・ブラウンが知られていて、1986年にアフリカ・バンバータとのコラボレーション・シングル「リヴィング・イン・アメリカ」を発表するなど、彼をリスペクトするアーティストたちとの活動を積極的に行いました。このことは当時落ち目だったジェイムス・ブラウンの功績を若いヒップホップ世代に認めさせ、作品を再評価する動きにもつながります。ジャズ音楽家のマイルス・デイヴィスもジェイムス・ブラウンから影響を受けたと告白していて、
ハウスミュージックやダンスミュージック全般において、ジェイムス・ブラウンが編み出したリズムパターンがよく使われているそうです!ジェームス・ブラウン、やっぱりすごいすね。

(3) パーラメント - Parliament - Flash Light
http://www.youtube.com/watch?v=s3flYZ6LOsw
アフリカ・バンバータが影響を受けたパーラメントからのナンバーもお届けしました。来週は、このミュージシャンにフォーカスを当ててお届けするよていなので、お楽しみに!

(4) シュガーヒル・ギャング - The Sugarhill Gang - Rapper's Delight
http://www.youtube.com/watch?v=diiL9bqvalo
ヒップホップの創生期、シュガー・ヒル・ギャングがリリースしたラッパーズ・ディライトという曲が大ヒット。これをきっかけに、このジャンルの音楽が金になると見た音楽業界のプロデューサー達は、こぞってニューヨーク市のブロンクスやハーレム地区に足をはこんで、才能のあるDJやラッパーを探しにいきました。

(5) アフリカ・バンバータ - Afrika Bambaataa - Planet Rock
http://www.youtube.com/watch?v=9lDCYjb8RHk
アメリカはニューヨークのサウスブロンクスは無法地帯でとても荒れてといる場所として知られていました。そこでは毎日のようにギャングの抗争が繰り広げられ、警察も手がつけられない状態。その場所で成長し、サウス・ブロンクス最大のギャング団のボスとまでなったのが後のアフリカ・バンバータとなるケヴィン・ドノヴァンという黒人の青年でした。自分自身がギャングだったのにも関わらず、彼は抗争を繰り返す黒人社会を、とても心配していました。暴力にまみれた街を見て、どうして俺達はこういう状況になってしまったのだろう?どうしてそこから抜け出せないのだろう?という、自分自身がギャングのリーダーとなりながらも葛藤を抱える黒人青年がそこにはありました。

(6) アフリカ・バンバータ - Afrika Bambaataa - Renegades of Funk
http://www.youtube.com/watch?v=TCwDIq4evTM&feature=fvst
あるとき彼は論文コンテストで優勝し、その賞金で世界旅行に出ます。旅行の大きな理由のひとつは、自分達のルーツである、アフリカの黒人の生活をみることでした。アフリカに渡った彼は、貧しいけれども生き生きと豊かに暮らしているアフリカの黒人達の姿をみて、大きな感動とショックを受けます。旅行の後、自分の名前を「アフリカ・バンバータ」と変え、同時に自分が率いていたギャング団「ブラック・スペイズ」の活動を終了し、グループの名前を「ユニバーサル・ズールー・ネイション」と変更。自分が中心となってわるどもを良い方向に導いていこうと決心し、暴力のエネルギーをカルチャーに向けようと宣言して、「ヒップホップ」というスタイルを提唱します。

(7) アフリカ・バンバータ - Afrika Bambaataa - Zulu Nation Throwndown
ヒップホップとは音楽だけではなく黒人文化全体を象徴するカルチャーのことで、ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティーの4つの要素が基本になっているんだそうです。「暴力で自分を表現するくらいなら、ダンスやラップで競い合い、高めあおう」ということを彼は提案したんです。暴力の力をこれらの文化的な活動に向けていこうということを始めたのが、アフリカ・バンバータでした。そのあとこのヒップホップはファッション業界やその他の生活習慣全般に影響を及ぼし、ヒップホップという文化は世界各国に広まっていきました。設立したズールーネイションで、バンバータは数々の人材を育てていき、発表したプラネット・ロックでは、黒人とは無縁だと思われていたテクノをサンプリングで取り入れ、エレクトロファンクを生み出し、世界を驚かせました。これまでの音楽のありかたまでガラッと変えてしまったというわけです。

(8) ラン・ディーエムシー - Run-D.M.C. - Walk This Way
http://www.youtube.com/watch?v=GIbHPs_M55Q&ob=av2em
ラジオネーム:ジャビオさんから「ニューヨーク・ニューヨークで流れていましたよ!」とメッセージが届いていました。ファンキーな曲にあふれた青春時代を過ごしたと思われるジャヴィオさん、これからのリクエストに期待しております!



(9) MCマイカー”G” ディージェイ・スベン - M.C. Miker “G” DJ Sven – Holiday Rap
http://www.youtube.com/watch?v=4LtYaCm5njY
ラジオネーム:ゆーきーさんからのリクエストでこのナンバーのお届け。この曲でララバイミュージックとなりました。

番組の途中で募金のお願いのためにCMをお届けしました。
浦添市に心臓の病気を患っている「要・みゆさん」という中学生の女の子がいて、アメリカでの心臓移植を待っている状態にあるそうです。彼女の病気を治すために、各方面で協力の動きがでていて、県内のFMコミュニティー放送局、FMとよみ、FMよみたん、そしてFMうるまと3局が連携して、募金をよびかけるコマーシャルを流しているという記事を新聞で目にしました。ほかのコミュニティー放送局から要望があれば、コマーシャルを提供してくれるとのことだったので、早速連絡をとってみましたら、FMとよみの平田さんの計らいで快くCMを提供してくれました。また、FMコザのディレクター、オギドウさんにも話をして、FMコザでも協力していただけることになりました。FMコザの放送圏内のリスナーの方も、少しでいいので協力できるかと思い、お知らせしています。美優さんの病気の状態を伝え、メッセージを聞くだけで3分あたり315円が募金される、「美優ちゃんを救うダイヤル」が開設されています。ダイヤルQ2サービスで案内していますので、ご協力いただける方は、どうぞ電話をして善意を伝えてください。ボク自身ももちろんやります。電話番号は0990・500・666です。銀行口座での募金の情報はリンク先でご確認ください。1日も早く健康な生活ができるようにと願って、皆さんの協力をどうぞよろしくお願いします。美緒ちゃんを救う事務局

そして、皆さんにもう1つお知らせ。2011年1月は沖縄タイムスのダーヴァの「ホットにオンエアー」というコラム欄で、FMコザのパーソナリティーがリレーでエッセーをのせています。DJもーりー、DJたけしーとリレーが続いていて、1月20日木曜日にはミュージックファクトリーのわたくし、宮城克志のエッセーが載ります。これまでに番組で起こった出来事や、リスナーさんとの出会いなどを短くまとめてみました。この番組が持てているのも、日ごろ聞いてくれている皆さん、そして支えてくれている地域の皆さんがいてくれるからと、感謝の気持ちを込めて書きましたので、ぜひ見てくださいね。1月20日木曜日、沖縄タイムスのダーヴァ掲載の「ホッとにオンエアー」というコラムです。

来週のオンエアーは「パーラメント」にフォーカスを当ててお届けします。リクエストも受付してますよ。こちらのコメント欄か761@fmkoza.jpまでよろしく!
ツイッターもやってんで、@musicfactory761 につぶやいてくださいな。
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ミュージックファクトリーがプッシュする沖縄発の轟音ギターサイケデリックロックバンド「宇宙卵」。
ファーストアルバム製作が進行中。
宇宙卵 【美しい風景】
↑Youtubeで見れます。
宇宙卵ウェブサイト
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コザにミュージックバーを探しているのなら→コザの隠れ家的ミュージックバー「BAR 500 マイル」で音楽と遊ぶ
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厳選されたドリンクとフード、窓から見える嘉手納基地の雰囲気、沖縄市の隠れ家・・こっちだよ!→沖縄市山内にある極上空間 - アキエスタス
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Music Factory:FMコザ宮城 @1040



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